わかりやすい文章を書く際に、とても重要な「要素」があります。
それが「接続詞」です。
接続詞とは「でも」「そこで」「さらに」「だから」など、
文章の最初につけることばです。
人は無意識のうちに接続詞から
次の文章の内容を推測しています。
「でも」と書かれていたら、前の文章とは違う内容が書かれるな。
「そこで」なら、今までの文章から何か展開するな。
「さらに」なら、今までの内容に+αが書かれるな。
「だから」なら前の文章を理由にした何かが書かれているな。
こんな風です。
試しに以下を読んでください。
「犬は動物だ。でも生きている。」
・・・?
ちょっと変ですね。
何か特別な意図があるのかな?と思って
読み手は混乱する可能性が高くなります。
「犬は動物だ。だから生きている。」
この方がしっくりきませんか?
このように接続詞は小さいけれど
大きな力を発揮する働き者です。
そんな接続詞についてわかりやすくまとめた
おススメの本は
吉岡知治『文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使い方』
草思社 2017年
Amazon
です。
いままでなんとなく感覚で選んでいた接続詞が
どんな力を持っていて、
どんな時に使うと効果的か
たくさんの例文を使って書いています。
私もいつも手元において
「こんな時はどの接続詞がいいかな?」
「この接続詞を使うと、こんな風に受け取られるんだ!」
「あ、これは使ったことが無かったけど、これから使おう」
など、とても参考になります。
論理的にわかりやすい文章を書きたい時、
とても役に立つ本でおススメです。