接続詞の使い方

考え中

接続詞とは?

接続詞の性質

接続詞、とは文と文をつなぐことば。
だから「接続」詞なんですね。

接続詞の使い方って意外に面倒です。

文章の中で接続詞を上手に使えると
「君の文章、論理的で素晴らしいよ」
「わかりやすいね」
と高評価をいただけます。

特に学術論文の世界では、
前の文章に後の文章を重ねていくように
じわりじわりと論を進めるため、
接続詞命!ぐらいの感覚です。

反面、接続詞をうっかり間違えて使ってしまうと
とたんに「何を言いたいのかわからないなあ」
「文章、めちゃくちゃじゃない?」と
散々な評価になってしまう、という
爆弾のような作用を併せ持つ、クセモノです。

接続詞の種類

 

接続詞は6種類に分けられます。

1)Aの結果が当たり前にBの時は「順接」。
・それで、だから、すると など

2)Aの結果が意外にもBの時には「逆説」。
・しかし、けれども、ところが など

3)AにBを足して補強する時には「並列・添加」。
・なお、また、そして など

4)AとBを比較する時には「対比・選択」
・または、それとも、もしくは など

5)AをBが説明する時には「説明・補足」
・つまり、なぜなら、すなわち など

6)Aから話題を変えてBが始まる時は「転換」
・ところで、さて、ここで など

接続詞の用法

 

ではこの接続詞を実際に使った文章を比較します。

○ 私は犬が好きだ。そして猫も好きだ。
✖ 私は犬が好きだ。それで猫も好きだ。

似てますね、この2つの文。でもよく見ましょう。

○の「そして」を使うと
「犬が好きで、そのうえに猫も好き」
という意味になります。

ところが✖の「それで」を使うと
「犬が好きだ。犬が好きだから猫も好きだ」
という意味になります。

犬が好きだから猫も好き?
世の中には犬が好きだけど、猫は嫌いの人もいますね。

だからこの文章で「それで」を使うと、読む側は混乱します。

なにしろ読む側は接続詞を目印にして、
今の文章と、その先の文章とのつながり方を予測しているからです。

接続詞による予測読み

 

例えば「けれども」が来れば、今読んだ文への反論が来るな、と
人は無意識に予測します。
言い換えれば接続詞は、文と文の関係を先に知らせる役割を持っています。

そのため
「ケーキは美味しい。けれども・・・」
までを読むと、人は「けれども」の後ろに
「カロリーが高い」
「甘いので、歯に良くない」
など「ケーキは美味しい」を否定するような内容の文章を無意識に予測します。

それなのに
「ケーキは美味しい。けれども、とても好きだ」と書かれたら?

「おいおい、この内容で『けれども』は無いだろう?」
「これなら『だから』じゃないか?」と思ってしまいます。

接続詞のおススメの使い方

 

さきほどのケーキの「けれども」のように、
混乱を招いて「あいつの文章、わっからねーなー」と思われたくなかったら。

ズバリ、自信が無い接続詞は最小限度で使いましょう。

実は接続詞は少ない方が読みやすいんです。
実測研究で、必要のない接続詞が無い方が、より理解が深まる、という検証も出ています。

ですから要らない接続詞、無くてもOKの場合は、どんどん削りましょう。

シンプルだけど、わかりやすい。
これが「伝わる文章」の極意です。

それでも、自身が無いけれど、どうしても文をつなぐために必要であれば、
前の文章と後の文章の関係をしっかりと見極めて、適切な接続詞を使いましょう。

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