文章を書くのが難しいのはなぜ?を人類発達の歴史から考える!

文章を書くのはどうも苦手。

今日はそんな方に人類の歴史から考える
「文章を書くのは苦手」と感じる理由を
お伝えします。

ちょっと壮大なタイトルですね(汗)
でも、あなたの「文章への苦手意識」は
人類としての歴史の産物ですから、気にしないで!
と応援したい

早稲田対話式ライティング・コーチ
代表の西山です。

世界に存在する言語数はどのくらい?

私たちの日常生活を振り返りながら、
あえて「言語」というものに
今回はフォーカスしていきます。

今の日本に生きていると、様々な情報が凄い勢いで、
どんどん流れてきます。

その情報の多くは文章、つまり文字を使っていますね
もちろん音による情報(音楽)や
画像による情報(YouTubeなどの録画)もあります。

でも、圧倒的多数は文字による情報です。
本、ネット記事、新聞、ブログ・・・。
全部「文字」を使った情報ですね。

そこで改めて「文字」ということを考えてみましょう。

文字。私たちの生活に欠かせないもの。
子どもの頃から、身近に存在するもの。

さて、ここで文字から発展した質問です。
世界には、いったいいくつの言語が存在するでしょうか?

日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語・・・・。
100?500?

答えは

世界の言語数は、おおよそ7,000種と言われています

言語の数は減り続けている

「おおよそ」ってなんだよーって感じですか?
これ、真面目に学術的に積み上げていっても
「おおよそ7,000言語」なんです。

この「おおよそ」の理由は、言語は今、この瞬間にも
どんどん減少しているからなんです。

ある言語を「そのことばだけで暮らしている人がいる」なら、
1言語と数えられます。

でも世界的にみると、多くの言語は、
今、どんどん「大言語」と呼ばれる
もっと多くの人が使っていて、通じる範囲が広い、
言うならば、力の強い言語に乗り換えられてしまっているんです。

日本のアイヌ語を例に考える

例えば日本のアイヌ語。
残念なことに、アイヌ語はほぼ死滅しかけています。

おおまかにいうと、アイヌ語は日本語とは構文が違う、
別の言語です。

ところが明治時代以降、アイヌの人々は
アイヌ語を使うのを禁じられ、
日本語を使うように指導されました。

その時代が長く続きました。

もちろん、今でもアイヌ語を先祖のことば、
「継承言語」として使える人はいます。

でも「そのことばだけで暮らしている人」は、もうほぼいない。
つまり死滅しかけている言語なんです。

このアイヌ語の例のように、
言語の数はどんどん減っています。

そのせいで世界の言語数は
「おおよそ」としか計測できないのです。

20世紀初頭には、今の倍、
約15,000近い言語があった、という説もあります。

そして消えていく言語の多くに共通するのは
「文字を持っていない」点です。

人類の初期コミュニケーションは音だけだった?

なぜ「文字をもっていない言語」は
消えていきやすいのでしょうか?

ここに「書く」ことの難しさに結び付く
ヒントがあります。

文字の無い言語は、
たいていそのことばを使う人(これを話者と言います)
の数が少ない。

小さなグループの中で、顔を合わせて話ができるから
文字が必要ない、もしくは作らなかった。

それは、逆にみると
遠くのグループの人とは
コミュニケーションができなかった、ということです。

声が届く範囲の人としかコミュニケーションをしない。
だから「声という音」が届けばOK。

これが
人類の初期のコミュニケーションスタイル
と考えられています。

なぜか?
それは私たちのと似ている動物と比べるとわかるんです。

チンパンジーのコミュニケーションと比較してみよう

私たち現生人類と一番DNAが近い動物は
チンパンジーです。

DNAで比較すると、
チンパンジーと人間のDNAは、なんと98%が同じ

差はたったの2%。

これ、普通の世界だったら
「ほぼ同じ」と言えるレベルですよね?

それなのに、人間は文字を持ち、書き、読み、理解します。
一方でチンパンジーは文字を持っていません。
DNAではたった2%の違いなのに、
文字に関しては凄い違いが生まれていると思いませんか?

チンパンジーは近い群れの中で、
「アウアウ」「ググ」「キーっ」などの
簡単な音だけでコミュニケーションをしています。

多分、遠い昔の人間も、
このようなコミュニケーションを
とっていたと考えられます。

だから人類のコミュニケーションの始まりは
「音」だけだったと考えられています。

音だけのコミュニケーションから文字が生まれるまで

そのうち、人類は直立二足歩行ができるようになり、
口の中(口蓋と言います)がどんどん広くなりました。

その結果、舌が大きく動くようになり、
様々な音を出せるようになった、
と考えられています。

こうやって様々な音が出せるようになることで
単純な「キーっ」だけから、
単語を発音できるようになっていきました。

さらに単語だけではなく、
単語が続く「ことば」「文章」を
発するようになったと考えられています。

もっと時代が進み、一部の人間たちが
「声の届く範囲より遠いところにいる仲間に
『何かを伝えたい』」と考えて、
最初の簡単な文字が発生した、
と考えられています。

世界で文字を持つ言語はいくつ?

さて、ここで2つ目の質問です。

世界で「文字を持つ言語」はいくつあるでしょう?

「言語」としては、おおよそ7,000。
そのうち、いくつぐらいが文字を持っているでしょうか?

答えは

約2,000語です。

引き算すると、5,000言語は文字を持っていません。
文字の無い言語は死滅しやすい傾向にありますから、、
5,000言語は死滅する可能性が高いのです

言語が死滅するとどうなるの?
マヤ文明を例に考える

言語が死滅すると、その言語を話していた人たちの
歴史がわからなくなります。

例えば南米のマヤ文明は
象形文字を持っていました。

でもその言語を話し、また文字を理解できる人が
いなくなってしまいました。

そのためマヤ文明については
今でも想像の領域でしかありません。

詳しいことはわからないままなのです。

このように言語の死滅は、
ある文明を理解するチャンスの死滅も意味しています

人間はいったい、いつ頃から文字を作り、使い始めたのか

さて、現在の人類に直結する先祖が
地球上に誕生したのは約20万年前と言われています。

そこで、最後の問題です。

人間はいったい、
いつ頃から文字を作り、使い始めた、
と考えられているでしょうか?

答えは

記号だけなら、3万年前ごろから。

文字体系としては紀元前4,000年くらいから、
つまり6,000年前ごろからです。

文字を使ったコミュニケーションが難しい理由

このように、人類誕生20万年の歴史を考えると
人間が文字を使いだしたのは
ほんの近頃のことです。

文字を持たない言語の方が多いのも
(7000言語に対して5000言語
これでなんとなく理解できますね。

文字を持つ、文字でコミュニケーションをする、
すなわち文章を書く、ということは
人類の歴史全体からみると、

まだまだ新しいことなんです。

だから文字を使った
コミュニケーションって
難しいんです。

「書くより話す方が楽」
「話したら簡単なことなのに書くのは難しい」
「思っているように書けない」

これ、ぜーんぶあなたのせいではありません。

①人間が文字を使って表現するのに、
  いまだに慣れていないから。

②学校でも「伝わる文章」の書き方を習っていないから。

③「これで伝わるかな?」と想像するのが難しいから。

だから「書く」ことに苦手意識を持つ人や
なかなか思ったように書けない、と感じる方が
たくさんいるのです。

文章を書くのが苦手な方のために、
早稲田対話式ライティング・コーチがあります!

「文章を書くのが苦手」
「思っていることをうまく書けない」
「話せば簡単なのに、書くのが難しい」

でも、大丈夫です。
やり方やコツさえ掴めば、
誰でも「伝わる文章」を書けるようになります。

早稲田対話式ライティング・コーチでは
「伝わる文章を書きたい」大人のために
オンラインで個人レッスンをしています。

興味が湧いた方はぜひ一度、
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