大人の文章の書き方は学校で教えてくれない

大人の文章力がある自信に満ちた男性

大人になって、思い出してください。
「わかりやすい文章の書き方」って習いましたか?
「大人の文章の書き方」って、学校で教えてくれましたか?

文章の書き方って習いましたか?

私、レッスンする際に最初にみなさんに質問するんです。
「文章の書き方って習ったこと、ありますか?」
ほぼ99%のお客様が「体験が無い」とおっしゃいます。

受験のための小論文の書き方や、
文章題の書き方は習った。

だけど普通の文章で
・良い文章
・良くない文章
の見分け方も、
どうしてそう感じられるかも教えられていない。
そういう方がほとんどです。

みなさんも思い出してください。
学校時代に
「こう書くと、もっとわかりやすい文章になるよ」
「ここは何を書きたかったのか、ちょっとわからないね」
「ここは、こうしたらどうかな?」
など、先生や教授から指摘や提案をされたことはありますか?

残念ながら、ほとんどの方は
このような体験が無いと思います。

文章を書く力は文章を理解する力に直結する

文章を書く力を養っていない、ということは
文章を読んで理解する力も養われていない、ということです。

想像していただければご理解いただけると思いますが、
文章にして自分の伝えたいことを書き表せないと、
相手の書いた文章で「何を言いたいのか」がわからない、
ということが起こりがちだからです。

その証拠にPISA(国際学力テスト)で
日本の小学6年生は、文章題の正答率が
とても低いことがわかりました。

3×2=?
これはほぼ全員が正解でした。
6ですね。

それなのに、
「リンゴ3個が入ったかごが2つあります。
ではリンゴは全部で何個でしょう?」という問いに
正答できた児童は30%以下でした。
3個、2個、5個などと答える児童が7割を超えたのです。

文章を書く力は、
文章を理解する力に直結する、
ということが既に明らかになっています。

国語力は全ての基礎になる

さらに
・文章を書ける力

・文章を理解できる力

・新しい知識を得られる力
という関連性があります。

つまり「国語」の力は
他の教科や、世の中のできごと、
人の心などを理解するために
重要な土台となるのです。

ところか、私たち大人がこどもだった時代から、
現在に至るまで
学校教育においては、文章力の養成に置かれていません。

「良い文章とは何か」
「どんな文章が『良い』か」
「どうやったら良い文章を書けるか」
ということは教えられていないのです。

国語は主に文学鑑賞の方向を向いています。

2019年までの大人の文章の学び方

学生時代に文章力を養うすべを教えられなかった私たち。
そのまま社会人になります。

社会人になったら、途端に一人前の大人として
メールや手紙、チャットなどを使い、
様々な立場の人と
適切なコミュニケーションをとることが求められます。

大人として、会社や組織の代表として
恥ずかしくないコミュニケーションをする。
これは大きなステップアップです。

2019年までは、この大きなステップを
先輩の真似をする、という方法で
話し方や書き方を学ぶことができました。

特に大切なコミュニケーションは
顔を合わせて行う
「対面コミュニケーション」が重んじられ、
確認のために、後程メールや文章で
内容を確認する、という
「非対面コミュニケーション」がとられてきました。

このように「対面コミュニケーション」に重点が置かれるのは、
人間のコミュニケーション史から見ても、
人類の発達という生物学的な面からも、
とても自然なことでした。

人類はまず、鳴き声のような音声から
次第にことばを話すようになり、
顔を合わせられる範囲の周囲と
ことばでコミュニケーションをとってきました。

そして次第に「文字」でコミュニケーションをとるようになってきました。
記録や、声が届かない・顔を合わせられない遠方の人に伝えるためです。
けれども現在、約7000種あると言われる世界の言語のうち、
文字を持っているのは1000種はありません。

実は多くの言語は、文字を持っていないのです。
ここからもわかるとおり、人類のコミュニケーションの基礎は
対面で話すことなのです。

2020年コミュニケーションの主役が変わった

ところが2020年からコミュニケーションの形が変化します。
そう、コロナ禍です。

これにより、以前から少しずつ浸透していた
非対面のコミュニケーションが占める割合が飛躍的に高まりました。

非対面、すなわち顔を合わせない
コミュニケーションが主流になったのは
人類史上、初の出来事です。

顔を合わせなくてもできるコミュニケーション、
すなわち文書によるコミュニケーションは
あくまで補佐でしかなかったのに、
それが一躍、主流になってしまいました。

文書によるコミュニケーション、
チャットやメール、文章によるコミュニケーションが主流になり、
ますます「どうやって文章を書いたらいいんだろう?」
「どう書いたら、わかってもらえるだろう?」
と悩む方が増えてきました。

以前だったらオフィスで
「A君、あれ、あれだよ」
「あ、あれですね」
で済んだことも、全て文字にしなければいけない。
これは大変な試練です。

2020年からの大人の文章の学び方

文字によるコミュニケーションが主流になった2020年以降、
大人としての文章をどうやって学んだらいいのでしょうか?

以前のように「先輩の文章を真似する」という方法も
まだ生きています。
会社ごとに違うルールなどは、
真似することで学ぶのが一番の早道です。

でも、真似できないものはどうしたらいいのでしょう?
大人として、会社や組織を代表して
恥ずかしくない文章を書きたい。

いや、書かなければならない。
しかもできれば、こちらの意図どおりに
相手の心を動かして、結果を出したい。

こんな時に気を付ける最大のポイントは
「文章のわかりやすさ」です。

相手が一読しただけで
・こちらが誰か
・こちらは何をしたいと思っているか
・文章を読んでいる人に何をして欲しいと思っているか
がわからなければなりません。

これが一読でわからないメールや文章は
残念ながら、そのまま放置されます。

大人の文章として大切なことは
「わかりやすい文章」
を書くことです。

ではどうやって「わかりやすい文章」を
書けるようになるのか?
どうやって学べばいいのか?

それは「自分にツッコミを入れる」ことです。

文章を書いている時には、自分では全部わかっているので
「他の人も、このくらいはわかるだろう」と
無意識に判断してしまいます。

でも読者はあなたとは別人です。
共通基盤となる知識を持っているとは限りません。

共通する知識を持たない人でも
一読して内容がわかる文章が、良い文章です。

これを実現するためには、
自分の書いた文章を
「背景を全く知らない人が、読んでもわかるか?」という目で
ツッコミを入れ続けることです。

そして「あ、これはわからないかも」と気づいた点は
修正、補強していきましょう。

読者は「何も知らない人」だと想定しましょう。
その方が、丁寧に説明された、良い文章を書くことができます。

「愛あるツッコミ」を入れる早稲田対話式ライティング・コーチ

自分で自分にツッコミを入れる。
できそうですか?

できる方は、ぜひご自身で実践してください。
自分ツッコミは、実はプロのライターも
やっていることです。

上手に突っ込むところ(=読み手にわかりやすいところ)と
あえて突っ込まないところ(=独自の世界観を出すところ)を
織り交ぜて、その人にしか書けない文章世界を構築しています。

もし「いや、どこをどう突っ込めば良いのかわからない」という方は、
一度早稲田対話式ライティング・コーチにご相談ください

早稲田対話式ライティング・コーチは
「愛のあるツッコミ」で現在の文章に
バリバリと質問・コメントを入れます。

そしてレッスンの際には
徹底的に
「何を伝えたいのか」
「どう伝えたいのか」
「どんな結果が欲しいのか」
をお伺いし続けます。

そしてご自身で質問に対してお考えいただき、お答えをいただきます。
これが「対話」です。
この「対話」があってこそ、
ご自身の狙いにあった文章をご一緒に考えることができるのです。

「対話」の力は、強力です。
もしご興味がおありでしたら、
ぜひ早稲田対話式ライティング・コーチに
お問合わせくださいませ。
お待ちしております。

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